利益または損失の確定ができ、物件価格がローンの残債を上回る場合などは現金化が可能です。住まいに投資してきた資金を回収でき、次の物件の買い替え費用に回すことも可能です。
物件の売却は全てのリスクから解放されます。保険であれば、カバー出来る範囲でのリスクなら良いですが、物件価格に関するリスクは誰も補償してくれません。物件自体のリスクが低かったとしても全体の市況が下がるリスクを感じるのであれば、売却をして売買価格の値下がりのリスクを回避するというのも一つの手です。
ローンの重荷を下ろすことで、次のステップへ行動に移せます。固定資産税や管理費等の支払いも終了し、すべてを精算できます。
物件情報のやり取りだけでは、不動産業者には全く利益がありません。不動産が取引されて初めて仲介手数料という収益が生まれます。取引を経て「お客さん」になれば、より一段と情報が手元に届きます。良い関係が築ける好循環が生まれれば、今所有している物件以上の魅力的な物件を買える可能性がより一層高まる可能性があります。
売却には、法律や税金、経費など専門的なサポートが必要になりますので、まずは詳細な相談内容をお伺いいたします。 その際、『何のために売却するのか、買い替えるのか』などについて、なるべく詳しくお聞かせください。 権利関係の確認・敷地の境界の確認・ローンの借入のある場合は予め、残金の確認・購入当時の図面や書面などの ご用意がありますとスムーズにお話を進めることが可能です。
売却物件の適正価格を正確に把握するために実地調査を行います。 売却物件の建築年数や周辺の類似物件の最近の売買事例、管理状況、希少性などあらゆる観点から総合的にチェックをした上で査定価格を算出させて頂きます。
売却を決断されたら不動産会社との間に『媒介契約』を結びます。 媒介契約によって正式に売却の依頼をしたことになります。 媒介契約は計3種類あり、それぞれの特徴をご理解いただいた上で、お客様にお選びいただきます。
買主を見つけるためにさまざまな売却活動を行います。不動産流通機構レインズへの登録や新聞折込チラシによる 広告、ホームページに公開するなど多岐に渡ります。こうした売却活動の経過を契約形態に基づいて依頼主様にご報告します。 そして購入希望者が現れたら現地を見学してもらうことになります。 売却物件の清掃、整理整頓など出来る限りのメンテナンスを心がけておくとご案内やご契約がスムーズに進みます。
買主様との契約条件についての合意に達した時点で、売買契約の手続きを進めます。 買主様へ重要事項説明書を説明し売買契約書を交わし、手付金を受領し、契約を締結します。 契約が締結された時点で、取引内容や権利、義務などが確定し、以降その権利、義務を遂行する準備に移ります。
引渡し日までに、抵当権の抹消手続きや各種書類(固定資産税納付書・権利証・印鑑証明書など)の準備をし、 引渡しの手続きをします。主な手続きとしては残代金の受取り、固定資産税の清算、登記の申請、鍵の引渡しなどがあります。 これらが無事に完了すると引渡しとなります。